年始ごあいさつ

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こんにちは、クレスクントのウラノです。

旧年中は多くの方へ作品をお届けさせて頂き、誠にありがとうございました。

作品の写真を見て一目惚れしてくださった方、今まで使っていたアイテムが古くなったタイミングで買い替えていただいた方、色々な思いを込めてプレゼントされる方、就職、転職、異動などで新たなアイテムをお求めいただく方…
ご購入いただく一人ひとりに色々な背景があり、詳しく話してくださる方もいらっしゃいました。

物作り自体は静かな一人作業ですので、つい黙々と作業してしまいがちですが、ご購入いただいた方の思いやお話を聞けるともっとよい作品を作ろうという刺激にもなりますね。
2020年はそのような多くの刺激をいただけた年になったかなと思っています。

2021年も良いものをお届けできるように頑張ってまいりますので、今年もクレスクントをよろしくお願い致します。

それから…革の話題からそれるのですが、2021年1月3日に15年間一緒に過ごした猫のみうが息を引き取りました。
去年、一昨年とこの時期になると毎年体調を崩してたのですが、その度に乗り越えてきていたので、今年もきっと…と思っていたのですが…

レザークラフトをしている時によく覗きに来たり、アイテム撮影のモデルになってもらったり、私にとっては大切な家族であり、安心して作業ができるのもみうがそばに居たからという部分もあったので、今日は少しみうについて書いてみようかなと思います。

実は猫を飼ったのは二度目で、先代にみいという猫を飼っていました。
みいは腎臓を悪くしてしまい薬を与えながらの生活だったのですが、9歳の時に亡くなってしまいました。

家族を失うというのは本当に寂しいもので、山奥にお墓を作って埋葬してあげたのですが、寂しさをずっと引きずっていました。

そんな15年前のある日…みいの墓参りに行った際、そこでみいそっくりの子猫と出会ったのがみうでした。

野生の動物は居ても、人は滅多に来ないような場所なので、おそらく誰かに置いてけぼりにされたみうは、溝に隠れて弱って震えていたのを覚えています。

それを見てすぐに、生まれ変わりとして戻って来てくれたのかなと思い、そこから自然と家族になりました。
その後、こふでとれおんという二匹の保護猫が加わり、一番のお姉さんとしていつも強くて元気な姿を見せてくれました。

味に飽きるとお腹が空いていても違う味のご飯が出るまで食べないド根性さを見せたり、私が寝てる時に前足を喉仏に置いて、思いっきりのびをして首を絞めるという肉球チョークを身につけていたり、お手を教えてすぐにマスターしたかと思えば、ご飯欲しさに要求しなくてもお手をする賢さを持っていたり、爪を切ろうとすると、女の子の身だしなみよとばかりに毎回物凄い抵抗をしたり、他の猫が気に入らない時はおでこにパシッと鋭く的確な躾パンチを繰り出したり…お姉さんの威厳を遺憾なく発揮していました。

肩に乗るのが好きで、名前を呼ぶと床からジャンプして器用に肩まで駆け上がって来ていたのですが、フォーマルな服の時に飛び乗る体勢に入った時は緊張感が走ったのをよく覚えています。
最近はジャンプする力も弱くなってきたので、乗りやすいように少しかがんであげると、喜んで必死によじ登って肩に乗ってきました。おかげで部屋着は爪痕でぼろぼろです。
手縫いをしている時も、同じように肩に乗ってきて、動く針を覗き込んだりほっぺに顔を擦り寄せてきたりしていたので、ちょっと~…と思いながら好きにさせていたのを思い出します。

遊んで喧嘩してそばに居て一緒に寝て…ホントにたくさんの愛情を注いで、それに応えるように懐いてくれて、勝手ですが15年間幸せで居てくれたんじゃないかなぁと思っています。
最期はよく寝ていたクッションの上で普段と変わらずみんなをそばに感じながらゆっくりと息を引き取ったので、もぉ…うるさいなぁと思いながら眠りについたかもしれません。

年明けには元気に鳴いてすり寄ってきていたので、あまりに突然過ぎてまだまだ気持ちの整理がつかないのですが、去年と一昨年は覚悟する時間を作ってくれようとして頑張ってくれていたのだと思います。

なので…心の中でいつまでも生き続けてもらえるように、色々な思い出に触れながら、天国で元気に走り回っているみうに想いを届けようと思います。

寂しい年明けになってしまったのですが、天国でのご飯に飽きたら15年前と同じようにまた戻ってきてくれるはずなので、いつ戻ってきても肩に乗って作業が見られるように、持ち歩きたいなと思っていただける作品をこれからもずっと作っていきたいなと思います。

— CRESCUNT Leather Works —