近況報告

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中々ゆっくりした時間が取れない中で、いつの間にか2023年も3月になってました。
時間は意識して作らないとダメですね…

投稿したい革関連の話題が色々とあるのですが、
今日は猫のれおんについて少し書いてみようかなと思います。

比較的車の多い裏通りで「お腹すいた~っ!」という感じで寄ってきたサバトラかぎしっぽの仔猫がれおんでした。
既にみうとこふでを保護していたのでどうするかは悩んだのですが、猫が選んでくれたのにも意味があるのかなと思い迎え入れる事にしました。

初めての男の子だったので相性の見極めからスタートです。
大きめのケージにれおんを入れて、みうとこふでとはケージ越しにお披露目。
こふでは「この子どうしたの?」という感じですぐに気をかけてあげてましたが、みうはしばらく警戒していて中々気を許さなかったのを覚えています。
れおんはまだ物凄く小さかったのでケージの隙間からいつの間にか抜け出していて、「ちっちゃいのが脱走してるよ~!」とみうが騒いでたのも懐かしい記憶です。

出会いは人懐っこいイメージだったのですが、慣れてくると徐々に性格がわかってきました。
かなりの臆病者で、大人になっても宅配のチャイムが鳴っただけで慌てて身を隠すようなビビリです。
人見知りも激しく、来客があっても姿を見せる事はほぼ皆無、帰った後もしばらくは姿を見せないという徹底さです。
唯一、私の弟にだけは最初から姿を見せてすり寄って来ていたので、似た空気感を感じ取っていたのかもしれません。

そんな臆病者ですが、ケージだけでは飽き足らず2度程脱走した事がありました。
1度目は玄関からの正面突破で、マンション横の階段と植え込みの間にある壁の凹部分に置物のように動かず緊張した状態でハマってるのを見つけました。
2度目はまさかのベランダから落ちたようで、丸1日以上経ってから立体駐車場の地下に隠れているのを発見しました。
その時は尾てい骨を骨折していたのですが、高さを考えるとよくそれだけで済んだな…と驚いたのを覚えています。

普段は基本的にクールな性格を装っているのですが、他の猫達が見てない場所ではこっそりと甘えん坊を出してきます。
得意技は前転で、くるっと回ってお腹を出して「見て見て凄くない?」という感じでアピールしてくる事も。
褒めてあげると嬉しいのか、尻尾をピンっと立てて小刻みに振るので、表現方法が独特だなぁとクスクスしながら撫でてあげます。

また、お風呂に入ると必ず風呂蓋の上に飛び乗ってきて、私が出るまでずっとそこでお腹を上にしてゴロゴロとくつろぐ男同士の裸の付き合いが日課です。
お風呂に限らずどこでもここでもへそ天で寝ていたので、お腹冷やすで…といつも心配してました。

そんな感じの甘え下手でカッコつけな男の子ですが、今年の1月にこふでが虹の橋を渡って以降、さすがに寂しさを表に出す事も多くなったように感じます。
それでも新たに迎えたこてんの指導をこふでから引き継いでいたのか、好奇心旺盛で危ないことをしようとするこてんを厳しく教育することもしばしば。

つい先日の2/22の猫の日にはこてんと散々かけっこをして教育指導もしてました。
でも翌日の2/23の朝はこてんと一緒に仲良くしっかりとご飯を食べてました。
そしてその1時間後には静かに息を引き取っていました。

あまりにも急すぎて、気付いた後もどういう状況なのか理解できませんでした。
多分れおん自身も気付いていないと思います。
もうちょっと最期くらい…と今考えても思うのですが、なんとなくれおんらしいです。

10年以上過ごした猫たちがみんな逝ってしまって…
3つ並んだお墓を見た時に、みんなで騒がしく遊んでいた姿が思い浮かんできました。
当時は当たり前に思っていた日常の光景でしたが、れおんはそれを強く望んで旅立っていったんだと思います。

今頃はみんな揃って遊んでるんだろうなと羨ましく思いながら少しずつ受け入れていこうかなと思います。
れおんありがとな。

— CRESCUNT Leather Works —